【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


2人の息子が近藤組を継がないとなれば跡目争いだ。


目立った手柄をたてて上に出たいと思えば狙うは東となったんであろう。


もしかすると布石のひとつであったのかもしれない。


藤堂組と近藤組は、


不仲ではないが、兄弟の盃は交していない。


そして何より近藤組にとって不幸なのは


秀でたものが出ないという現実。



誰もが認めるものがいなければ



我こそはと思う輩が出るのも然り。




暗黙の了解での東西の境界線。


踏み荒らさないのもまた仁義。






けれど、それを越えた。







藤堂の傘下の島を荒らし始め縄張りと言われるところに手を出し始めた。


それは、首を取るか取られるかの正面からの争いではなく、


卑怯すぎる手段で家族や女、子どもを狙ったもので


多くの堅気の人たちを巻き込んでいた。




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