【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



それでも、お互いが一目を置いているのは感じる。


「ライバル?とも違うか…何という関係でしょうね。」


「そうやな。ライバルとも違うな。そんでも植木と話せば通じると思うてんねん。」


「あぁ。奥野とはいろんな難題を越えてきたな。意見が対立することなんかしょっちゅうでしたけど、それでもすっきりと終われるんですよ。」


「奥野さんって植木さんと同じ匂いがするんですよ。」


「匂い?」


「はい。優しくてあったかい匂い。ウフフ。」


「こら、まいったな。」


「三浦さんは、初めて?」


「いや、あっしも何度かお会いさせていただいてやす。」


「奥野さん、三浦さんは私のスーパーマンなんですよ。」


「ほぉ。怖い顔の三浦が結衣さんとおると優しい顔しとるから笑いそうになるわ。」


「いや、奥野さん…奥野さんも別人のようですよ。」


三浦さんが笑いながら言った。





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