死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
――サボリ、である。

小六のザマスの授業以来封印していたサボりの血が、再び騒ぎだしたのだ。


だが、あまり学校を休んでいたら、まだ受験が終わっていない生徒に悪い、とほんの一欠片の人間らしい心が疼く。

そこで、標的は一日だけに絞ることにした。
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