死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
爽快感を抱いて『三年生を送る会』をサボり、いよいよ卒業式も近付きつつあった。



予行演習もまた、私にとっては億劫なものであった。

しかし、本番で醜態を晒したくないのであれば、ある程度練習には参加しなければならない。


あくびを噛み殺しながら椅子に座り、『卒業生一同、起立』と言われた時には『ケッ』と内心で毒付きながら従う。

何ともやる気のない生徒であった。
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