貴方に魅せられて
そう耳元で本音を話してくれた
翔平さん…
顔が見えないから
どんな表情で語ったのかわからない。
ただ、その声は本当に切なくて…


私は首を横に振った。

「貴方は汚くなんてない。
私は貴方に愛されたい。
貴方のそばにいたい…」

涙を流しながら
必至で訴える。

「そんな風に言ってくれる女に
出会えると思わなかったよ…」

翔平さんは体を起こし
私を優しく起き上がらせた。
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