貴方に魅せられて
私の家族も、優子の家族も
とても仲のいい幸せな家族だった。
よく、お互いの家族同士で
旅行へも行った。
だからなおさら
葬儀に家族で来られたら
嫉妬してしまう気がした。

自分の心の狭さにほんと虚しくなる。

「どぉ?セレブ生活に
いい加減慣れてきた?」

優子は興味津々に聞いてくる。
優子にだけは、私の今いる場所を
伝えてあった。
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