星廻り【短編】



本当は忘れてなんていない

ただ現実から逃げているだけ


そんなことを

思い知らせる場所がある

それは電車だ


たった数十分を

この数ヶ月は

ほぼ毎日一緒に過ごした


だからやっぱり一人は寂しい



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