電車で見かけるあの子


ドアが開くとニコッとしてこっちに軽く手を振りながら改札の方に向かって歩き始めた。



彼と私の意識の差は、悲しくはなるけど、これから大学四年間使って、それか、それよりも時間をかけて彼を口説いていこうかな。
こんなに好きなんだもん、いつか伝わる気がする。思い合える日が来る気がする。ただの私の妄想だけど、ただの希望だけど、

とりあえず頑張ってみますか。

私は電車の窓から空を見ながら心の中で両手で拳を作りながら決意した。

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