BlueSky~青空と太陽と、先生~
ガラガラ……

職員室は先生しかいなかった。


あっ、と言いかけたけど声が出ない。



こんなに緊張するものなんだ。




「何かあるんか?」

先生はプリントを作りながらわたしに聞いてきた。


「あっ、その、えっと……」

ここで頑張らなくてどうするんだろう。


「独奏コンクールに出させてくださいっ」



言えた。



「わかった。けどまだお前が出るとは限らんぞ。」

と先生はプリントをトントン整えながら目はわたしに合わせずに言った。





わたしはこのとき言えた事で精一杯だったから、まだ気付いてなかったんだ。






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