足跡の、その先に。
放課後。
「おじゃましまーす!」
あたしがパイの準備をしていると、香奈と幸樹と日奈多が来た。
「はいこれ。場所代」
香奈は、はい、と袋を出す。
その中には何本かジュースが入っていた。
「で、うちらはどうすればいいー?」
「じゃあ、あたしの部屋で待ってて!」
「りょーかい!」
あたしがそう言うと、香奈と幸樹は上に走っていった。
「日奈多も上いってていいよー?」
「夏生がお菓子作るところ見てみたいから」
そう言いながらあたしの近くに来る日奈多。