足跡の、その先に。



そう思いながらコートを羽織り、虹公園まで行く。


「よっ」


「どうしたの?」


幸樹はニッと笑って、ポケットをガサガサあさる。


「はい」


「え?」


「ハッピーバースデイ」


「あ…」


そっか。


今日はあたしの誕生日だ。


あたしがボーっとしていると、幸樹は慌てて言った。


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