【短編】甘い恋の法則
「そ、それは……」


『違う』

そう言おうと思ったときだった。


「好きなんだよな?俺のこと」


遮られた。

こうなるとなかなか言えないあたし。


「好きだから俺の下駄箱に入れたんだよな??」

近づく金森君の顔。


う゛……


「そ、そうです」


「んじゃぁ……」



んじゃぁ??



「今日から俺のおもちゃな」



「えっ……」


えっ


はっ!?

ちょっと待って!!

おもちゃ、ってあのおもちゃよね??

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