愛してる。とか言わないで
袋を覗くと、ちゃんと3個入っている。



「なんで3個入ってんの…?」



私がいること知らなかったはず…



「いや…莉子ちゃんもいるかなと思って!」


声のトーンが、上がった時点で光輝先輩が動揺していることはすぐわかった。



「日向の分だろ?どうせ…」


友也の言う日向とは、友也の妹。



我が学園のアイドル…


と言っても過言ではない。


よくもまぁ、こんな美男美女を…どんなお母さんなんだ?と思っていたら、



友也のお母さんがまさしく美女だった。



「日向ちゃんねぇ。ふぅん」


頷きながらアイスに手を伸ばすと、



「今、無理っぽいって思っただろ?」



そう言って素早く袋ごと取られた。


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