愛してる。とか言わないで
「じゃあなんで友也が行かなきゃならないの?家族や友達でもいいでしょ?」



莉子は俺に泣きながらそう言った。



「あいつの腹には子どもがいるんだよ…。相手にはまだ言えないでいるんだよ…親にも。亜美佳自身、結婚迷ってるから…子どもできたとなれば、周りは絶対結婚させるだろうし」



莉子の驚いた顔を見て、俺は莉子が事態をしっかり理解してくれていると判断した。


理解と納得するのは別の話なのに…



「亜美佳は一人で産むことも考えてる…。今の亜美佳を救えるのは、俺だけだから」



< 116 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop