伯爵令嬢の結婚
あの日結婚式の日取りを決めて以来、私は公爵様と顔を合わせていない。




「わかったわアンナ、朝の準備をお願い。」


「かしこまりました。」




アンナに指示し、一人ではあまりに広すぎるベットから起き上がる。



「リリス様、今朝これが。公爵様からですわ。」


「? 公爵様から?」



そういうと綺麗に包装された箱を渡された。
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