貴方に魅せられて2
あぁ…翔平さんの匂いだ…
翔平さんの温もりだ…
あったかい…

私はぎゅうっと
翔平さんの背中に回した腕に
力を込めた。

「今までどこにいた?」

翔平さんの切ない声…


「護ちゃんのとこ。」

「そっか…」





「翔平さん…」

「ん?」

「今そこの公園で明日香さんに会った。
私たちに謝りたかったんだって。
頭を下げられた。」

「うん…」





「でも、許さなかった…
私って嫌な女?」

私を抱きしめる腕が強くなる。
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