未来からの贈り物




町人は三人の会話を聞いて、目玉をひん剥いていたことを三人は知らない。



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坂本さんと調印してから三日後。


門番「副長。桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞が来ております。捕縛しますか」


スーーーーーー


土方「いや。客間に通せ。莉奈と総司も来るように伝え、茶を用意しろ」


門番「はっ!」


土方は近藤さんと山南さんを呼びに行った


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莉奈と総司はイチャイチャ中。


スパンッ!


左之「……………………………。
相変わらず仲の宜しいこと。」


新八「昼間っからイチャついてんじゃねぇよ」


平助「カカサマ。俺はそんな姿は見たくねぇ……」


総司「じゃあ出てけば良いじゃん」


莉奈「そうだよ。来なきゃ見なくて済むじゃん」


左之「つまんねぇんだ」


莉奈「知らねぇよ!!!」


平助「甘味処行かね〜?」


総司・莉奈「行くっっっ!!!」


新八「行こうぜ〜〜〜!!!」


羽織もいらない季節。そのまま皆で廊下を歩いていると


門番「沖田組長。莉奈さん。客間へ行ってください」


総司「忙しいんだけど」


莉奈「誰か来てんの?」


門番「桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞です」

二人で目が合い、微笑んだ
総司・莉奈「今行く」


左之「何だよ〜〜〜〜〜〜!!!」


新八「甘味処は?」


平助「こっちのが先だった!!!」


総司「ごめん。買って来て。後でみんなで食べよう」


莉奈「歴史が変わるよ〜〜〜〜!!!
多分、夜は宴会だよ!!!」


新八「何だよ」


莉奈「上手くいったら後で言うよ。近藤さんがね! じゃ、ちょっと頑張って来るからお団子四本と、おはぎ四個宜しく!」


総司「僕も同じく!」



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