未来からの贈り物




莉奈「慎ましく……穏やかに………
なんて出来るかぁ〜〜〜〜〜〜!!!
男相手に戦ってんじゃ!しっちゅうかっっっ!!!」


坂本「しっちゅうがぁ!いがるな!」


莉奈「いがってねぇ!!!」


中岡「いがっちゅうがっっっ!!!」


莉奈「いがるって何?」


坂本と中岡は大きなため息をついた


坂本「叫ぶ」


莉奈「……………………………。
いがりましたね……。 お恥ずかしい。
《いがる》は、《怒る》かと思いました」


坂本「良いが?はちきん……。ちくと学ばんか」


莉奈「はい。頑張りもす!!!」


坂本・中岡「それは薩摩弁がじゃ!!」


莉奈「……………………………。
し……知ってました」


土方「嘘吐くなっっっ!!!」


総司「可愛いね」


全「何処が?」


莉奈「総司くん。帰ろう?巡察前に近藤さんに調印結べた事、報告しなきゃ」


総司「そうだね。土方さん、行きましょうか」


土方「そうだな。これからも宜しく頼む」


莉奈「それじゃあ…ありがとうございました」


坂本「これからも頼むき……」


中岡「ほなな……」


莉奈「(ペコリ)ほなな」ニコッ!



……………………………………



坂本・中岡「はしかいチクチクとげにまっこっとあいたはしかいことばっか言いよる(本当にあいつはチクチクとした気に障るモノの言い方をする)



疲れ切ってグッタリする坂本と中岡。



……………………………………



莉奈「楽しかったね〜〜〜」


土方「俺はヒヤヒヤした」


総司「私も……。 疲れました……」


莉奈「彼等は良い人だよ……。これ位じゃ怒らないよ」クスクス


土方「はちきんが……。少しは大人しくしてろ!!」


莉奈「はちきんって言わないで下さい。
年頃のオナゴです」


土方「オナゴって年じゃないだろ!!」


総司「行き遅れてますからね?年増ですよ?」


莉奈「………………………………。
あのですね……。あなた方と共に生活しているうちに、こうなったんですよ?
でもね?私、今の自分が大好き!!!」


土方「だろうな。楽しそうだ」ケラケラ


総司「私も今の莉奈を好いてますよ」


莉奈「みんな大好き!!!」


土方「あんま無茶すると刺されるぞ」


総司「それは困ります。気を付けてよ?」


莉奈「はい。気を付けます」


土方「お前は二度死んでる。二度あることは三度あると言うだろう」


莉奈「そうだね。本当に気を付けます」



< 373 / 519 >

この作品をシェア

pagetop