美しい桜との約束
「君に人殺しをさせたのは僕だ。


自分を責めることはないよ?


怖いのはみんな同じだ。


佐之さんたちは恨んでないよ。


むしろ平助は嬉しかったと思う。


残酷な言い方だけど、伊東さんは敵だった。


この世は敵同士が戦い、片方がかならず死んでしまうものだ。


それはしょうがないこと・・・。


それで一々苦しい思いをするなら・・・


君にここ(新選組)はむいてない。」





「・・・」





「わかった?」





「はい。」





「もう殺さなくてもいいんだよ。


落ち着かせな・・・気持ちを・・・。


今日は僕も一緒に寝てあげるから」





「はい。


ありがとうございます!」
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