美しい桜との約束
~金平糖~
「・・・沖田さん、久しぶりですね!」





沖田さんは大阪から幕府の医師・松本良順先生により千駄ヶ谷の植木屋に移っていた。





「あ~君か・・・ゴホッゴホッ」





久しぶりに見た沖田さんの顔は痩せこけていた。


腕はすごく細くなっていて、もう刀を振れるような状態ではなかった。





「びっくりした?


・・・あの時約束しなくて良かったね?


元気になるなんて無理なんだよ・・・」






「沖田さん・・・」
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