美しい桜との約束



「私からしたらあなたも他人なんだけどな・・・。」





「人様の家で今まで寝かしてもらってた人がそんなこと言えるの?


まぁ僕らも家を貸してもらってる身だけどね。」





え?ここ家だったの?!



ずいぶん古臭いなぁー・・・。





「そ、それは本当にありがとうございます・・・。


でも私さっきまで車に・・・」





「・・・くるま??なにそれ?


てか名前を聞いてるんだけど、答えてくれないわけ?」





え、車を知らない!?!?



まぁこんな家に住んでるんだもんね、もしかしたら山奥の仙人の家なのかもしれない・・・。





「桜井・・・桜井美桜です。」

< 9 / 332 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop