続・ドキドキ
朝、お弁当を作る。
どうしよう。一緒になんて食べれない・・・
夜も全然眠れなかった。
でも、お弁当、持って行かないと・・・
ダルい体を動かして学校へ行く。
「おはよー・・・・・葵??」
暗い私。
それにすぐ気づく美亜ちゃん。
「大丈夫?顔色わるいよ・・」
「ん・・・・」
真奈美ちゃんも来た。
「どーしたの?葵??」
二人に顔をのぞかれる。
ダメだ・・・目が熱くなってきた・・・
「葵ー?」
心配そうな二人の顔。
「ふぇ・・」
涙が溢れた。
「葵?!どうしたの?!」
美亜ちゃんの声。
ダメ。
ダメだよ。
美亜ちゃんに言ったらすぐ修ちゃんに言われちゃう。
そんなことになったら・・・
美亜ちゃんはきっと別れてって、修ちゃんに言うよ。
ヤダ・・
そんなのヤダ・・・・
気持ちがないかもしれない。
それでも・・・修ちゃんと一緒に居たい・・
教室で泣き出した私は保健室に連れて行かれた。
この学校の保健の先生は、女の先生ですっごく優しくて。
恋の悩みをいっぱい聞いてくれる。