氷姫[未完]


意識は、あったがあまり覚えていなくて不思議だった。


気がつけば、外がかなり暗くなっていた。


「今、何時?」


私は、すぐに服に着替えれば義竜に問いかけた。



「18時だ。何か、予定でもあるのか?」


義竜は、とっくに服に着替えていた。



「別に」


おかしい、記憶がはっきりした。


そうか、義竜の能力は…




“おそらく記憶操作だろう”



相手の記憶を一部分だけ消したり、別の記憶を入れたりできる能力だ。





それなら、あまり一緒にいない方が良いだろうな。




< 31 / 40 >

この作品をシェア

pagetop