ありがとう。さようなら
“いえいえ”と絢斗は返していた。
今日が最後の家族で過ごす日になるんだ。
病院から帰り、私は机の中から小包を2つ取り出した。
1つは緑色でお父さんへ。
もう1つは黄色でお母さんへ。
中には、今までの感謝の気持ちと、ブランド物のペアネックレスが入っている。
明日これを渡すんだ。
なんだか泣けてくるな。
よしっ。
ケーキ買って来よう!
「お母さーんちょっと出掛けて来るね!」
「気をつけて行って来るのよ〜!」
「はーい」