@cake
謎の少年
「いらっしゃい。」爽やかな笑顔を見せる男が言った。



「いらっしゃ……え?」コック帽をかぶった男が言う。


『どうした?………え?』


二人とも動揺を隠せないらしい。


まあ、当たり前だ。

なにせ今は23時18分。

子供が街中を歩いていたら間違いなく補導されるだろう。



『き、君は?』さっきまで爽やかだった笑顔は消え、顔が引きつっている。



【悠太です。西口悠太。すぐそこの山村中の二年です。】

僕は答えた。まあ、こんなに詳しく説明しなくても良かったのだけれど。



「どうした?ケーキが欲しいのか?」

急かすような口調でコック帽の男が言う。



【いえ、ここに住ませてもらいたいんです。】

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