わたしの中の 私
その後私のベッドへ連れていかれ、再度激しくなし崩しで抱かれてしまう。

そのまま二人共寝てしまった。

夜中に目を覚ますと、 隣には矢嶋部長が寝息をたてて、気持ち よさそうに眠っていた。

そんな部長を横目で見つつ、冷蔵庫のミネラルウオーターを取りに起きようとすると、


「どこへ行くんだ。」

背後からお腹の辺りに部長と腕を回される。


「えっ?ミネラルウオーターを取りに行こうかなっ て」


「そっか、そんなことならいいんだ。
俺のも一緒に頼むな。」


2本のミネラルウオーターを冷蔵庫から取り出してきて、1本を部長に渡す。

部長が蓋を開け飲み始める。

部長の飲んでいる姿を眺めていると、口に含む飲度に喉仏が動いて、何だか妙に色っぽい。

私の視線に気付いたのか、部長は飲んでいる手を止めてボトルの蓋をして、こちらを見てきた。


「何を見てるんだ。」


私をまた引き寄せ、深いキスを受けた。

結局、また流されるまま抱かれてしまった。
< 21 / 66 >

この作品をシェア

pagetop