当て馬ならし
植え込みで息を潜めて
ジフェルが過ぎていくのを待つ

彼が完全に姿を消したのを
確認してから
さっきの壁の前に立つ

通り抜けた場所を触ってみる

そこはもうただの壁だった。
・・・証拠はなくなった・・・

・・・・・森の連中って言ってた。
あと、今夜で引き払うとも・・・

この城壁の向こうには
森が広がっている
・・・その森に何か
あるのかもしれない。

あとは、ジフェルの自室に
忍び込んでなにかの手掛かりを
見つけるかだが・・・

とりあえず、証拠を見つけるまで
行動あるのみだ。

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