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会社に迎えに来るのはやや面倒だけれど、いくつかの目的を達成できるから非常に有効だ。

まずは手を繋げること。

それは、僕が単純に手を繋ぎたいのと、僕を男として認識してもらうため。

あとは、会社にいるハル周辺の男への牽制。

僕のだからねっていう。

ちなみに、本当のことを言うと、元彼が来るという想定はゼロだ。

それから、ハルが勝手に帰りに買い物をして帰らないようにするため。

僕の知らないところでいろいろと買い込んで、いつの間にか飯炊き女まっしぐらになっては困るから。

それに帰りに一緒にご飯を食べて喋ったりできる。

家だろうと外だろうと、一緒に話しができるなんて幸せなことだ。
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