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私は手のひらで頬を押さえ、じっと思い出そうとしたけど、どうしてここに至ったのかまったく思い出せなかった。

「同窓会がお開きになるところは、なんとなく憶えてるんだけど……」

「そこまでしか憶えてない?」

「えっ?そこまでって?」

やだ、私、その後何かしたの?

全然思い出せない。

和馬は、「よいしょ」と言って立ち上がって、うーんと腕を伸ばした。

それからゆっくりとベッドに腰をかけると、少し怒ったような目でこちらを見た。
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