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想定外の反撃。

鼓動が激しく鳴り響き思わず胸に手を当てた。

そんなこと言うイメージ全然なかったのに。

もしかして、かなり遊んでるとか?

「そんな大げさに驚かなくても」

「だ、だって……!」

和馬が笑ったから、すぐに冗談だとわかったけれど、動悸はなかなか治まらなかった。

「フッ、反応が可愛いね。ハルが意地悪なこと言うから仕返しだよ」

さりげなく可愛いだなんて言われて、それにもドキドキしてしまう。

「……ごめん」

「まったくね。でも、考えてみたらそうだね。実家に送ればよかったんだよね。昨日はうちに連れて帰ることしか思いつかなかったな。僕も酔ってたのかもね」

和馬はすっかり元に戻って、自嘲するように言った。
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