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ハルは、本当に料理をするのが好きみたいだった。

それに本当に上手で美味しかった。

無理のない範囲であれば、好きなようにさせてあげた方がいいのかもしれない。

でも、いつ無理をする方向に移行していくのかわからないから、その辺りは難しいのかな。

好きな人のために何かしたい、とハルは言っていた。

それは、相手が離れていくことを恐れての行動でなければ、きっと何の問題もないんだろう。

でも、あなたの為にこれだけのことをするからその代わり傍にいて、という対価としての労働になってしまうから、飯炊き女なんていうものになり果てる。

どうやったらわかってもらえるんだろうか。

僕はずっと傍にいるってこと。

ハルが何もしなくても僕はずっと傍にいる。

まあ、言葉と態度で伝えていくしかないんだろう。
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