極上笑顔の上司


ざわざわと
店内から人が出て、

店先で
二次会行く人ーー
なんて
やり始めている。


うーん。私も今日は思いっきりカラオケに行きたい気分っ。


「ねぇ、利理ーーー」

「ごめぇんなさいっ。」

私の誘いをあっさりと、ばっさりと
利理ちゃんは断った。


どうやら、
彼氏さんが迎えに来ているらしい。

そっかぁ~~

「うらやましぃわ~」

「いいでしょぉ??

 綾菜さんも、彼氏を作っちゃえばいいじゃないですかぁ?」


利理ちゃんはくるくるした髪を
払ってから
ニヤリと笑った。

そんなこと言われても・・・

「部長じゃなくても、
 営業の名取君でしよーー
 総務の・・・・」

「ちょっと・・利理ちゃんっ」

大きな声ではないが
周りにひとがいるので 
慌てて制止する。


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