極上笑顔の上司

「あっ。
 綾菜さんすいません。今俺がやろうとしてたのにーー。」

「いいのよ、ついでだし。

 お昼はお願いね~」

入社3年目の
香川君がにっかりと笑いながら「おっけーっす」
と元気よく手をひらりと上げた。

屈託のない笑顔に
思わずこちらも笑顔で返す。


別に、ここの部署は女子がお茶を入れるという習慣はない。
皆 飲みたいときに勝手に入れて行く。


まぁ、私が朝はコーヒーを飲んでスタートしたいから
入れるんだけどね。



コーヒーのいい香りが
立ち込めて、

仕事がはじまるなって切り替わる。


さぁ。
今日の仕事はっとーーー



パソコンに向かって今日の業務がいつものようにスタートした。

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