星空の下で
部活
その日の放課後


私は陽奈とサッカー部の見学に来ていた。
男子が多い。。。
もともと男子が大勢いる空間が苦手な私は5分で逃げ出したくなった。

トイレ行ってくる。

陽奈に声をかけ体育館横のトイレまで行く。


あーつかれた。


思わず声に出す。
何部に入ったらいいんだろ。
そう思った時だった。

樹菜。
なにしてんだ?
ここで。

秀誠が階段を下りてきた。

秀誠。
卓球部?

おうー
ここの卓球部強いから、もう絶対入る予定。

いいなぁー
秀誠は。したいことがはっきり見えてて。
私、部活きまんないなぁー。

そっかー
今、何部いってるんだ?

サッカー部。


言った途端、秀誠が噴き出す。


お前が?
サッカーのマネ?
ないない
ありえないわ、それ。


めちゃくちゃムカつく。


分かってるわよ。
そこまで笑うとか、サイテー


思いっきり膨れて、秀誠の足を踏んでやった。


ごめん、今のはわりかった

ふん。

……おまえさ、部活きまってないならさ、卓球部、入らねえか?



いや、あの、その。
た、卓球って面白いぞ、樹菜も好きになるよ、

はぁ、また卓球?
私はスポーツしたくないの。
ESSに入るつもり。

そっか、そだな。
ESS、確かにお前らしいな、


秀誠はそう言って笑った。
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