【続】俺を嫌いになればいい。





張り付く髪を払うこともせず生気のない目でチャイムを押す。



この白基調の家はわたしの親友の家。



早く、彼女の声が聞きたい。



ピ――ンポ――ンと呼び出し音が鳴った後、軽やかな彼女らしい声が聞こえてきた。





< 60 / 430 >

この作品をシェア

pagetop