マンガみたいな事が起きました。*続*
──それが俺の最大の失敗
「舞、ごめん」
「………仕方なかったよ、うん……」
何とか納得しようとしてる姿に
また罪悪感を感じる。
「輝も、俺が……」
「兄貴のせいだ。
………でも、ずっと知りたかった。
相川が毎日来ていたのは知っている。
突然来なくなったのも…」
謝りきれない思いが
俺の中を占めていく。
「輝、」
「兄貴は今、目の前にいる女だけなんだろ?
だったらどーでもいいから……。
俺はこの女を奪ったりしねぇから。
だから、ののかみたいに……誰かに離れて行きたくなるような思いさせんなよ」
輝は優しい。
昔からそうだった。
素直で優しくてちょっと頭が悪かったが、母さんも父さんもそんなの気にしていなかった。
太陽みたいにキラキラ光って
月みたいに誰かの灯になる。
そんな意味をこめて『輝』にしたんだっけな。