マンガみたいな事が起きました。*続*

渉はあたしの隣に移動した。


あたしは渉を見れない。


できれば分かりきった答えだから
聞きたくない。


どうせ、『ごめん、比べてた』でしょ?


聞いたのはあたしなのに……


矛盾してて


面倒くさくて



ごめんね。



「やっぱりいい「比べたことなんか一度もない」


耳を塞いで言ったあたしの手を取り、
渉は真剣な目でそう言った。







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