マンガみたいな事が起きました。*続*
そこにあったのは、
あたしが最初に見たお土産の大きなジンベイザメのぬいぐるみだった。
「欲しかったんだろ?」
素直に頷く。
すごくふかふかする。
でもこれ結構なお値段だった。
「いいの?」
「舞のために買ったんだっつーの。
俺てきにはどうしてこんなのが欲しいのか理解できないが」
憎まれ口を言われたって嬉しい。
だってね、
「渉が仕事大変な時は1人だもん。
あんなに大きいベッドに1人は寂しいから……。
だから、このぬいぐるみを渉だと思って………ンッ…」
またしても途中までしか言えなかった。
でも言わなくても良かった。
最後まで伝えなくても
きっと伝わったはずだから。
体制を変えていく身体。
あたしの上には渉がいて、
渉の下にはあたしがいる。
見下ろされて唇を交わして
あたしは幸せをかみしめる。