マンガみたいな事が起きました。*続*

「カーット!!!!」


どわぁぁー……


恥ずかしいかった……


ほらほらっ、みんな下手すぎて無言じゃん!


「東雲さんッ!」


「はいッ!」


手をギュッと握られ名前を呼ばれ、
まったくもって緊張させてくる学級委員だ。


「君は素晴らしい!」


何言われるかと思ったら
まさかの褒め言葉。


周りのみんなも拍手している。


「ほえ?」


「いやーいやいや、君にこんな才能があったなんて……。
白雪姫よ、君は白雪姫だ」


跪かれても困ります。


何事?


あたしは仕方ないから腹を括って
劇練習をしてるだけなんですが。




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