マンガみたいな事が起きました。*続*
腰に置いた手ですっとなぞる。
舞は驚いた様子で俺を見上げた。
またなぞってやると、
ぷるぷる震えた舞が俺を睨んだ。
あぁ、そう言えば弱いんだっけ?
「バカって言っただろ?」
「………」
ばーか。
それが煽ってるんだよ。
舞の開いた腕に手を差し込んで
フッと笑ってやる。
「わかったから、やめ…」
「わかった?
なら、後で本当にわかったか検証してやるよ」
意味深な発言を読みとったのか、
腰がガクッときているようだ。
「妄想すんなよ、舞さん」
ダンスはここから中盤というところだった。