Special to me
★改めて、誓いの時間(とき)~side KOUKI~
俺達の結婚式は、滞りなく行われた。

牧師さんの前で永遠の愛を誓ったのち、やっと、結婚指輪が互いの左手薬指に填められた。

俺はシンプルなプラチナリング。

真子はそれに3つのダイヤが埋め込まれた、式場のライトでそれがより一層キラキラ光るデザインのものだ。

リングを填めた自分の左手を嬉しそうに眺めた真子。

そんな君のウェディングドレス姿は、これまでいろんな結婚式に出席してきたけど、やっぱりダントツで一番だ。

今日は天気も良く、外でフラワーシャワーをすることができた。

みんなが楽しそうな顔をしながら俺達に花びらを投げてくれる。
そんな姿を見ていると、俺達が幸せを貰えているようだった。

俺の周りでは結婚式を"恥ずかしい"と思う男が多かった。
最初は俺もそう思った。

でも、やってみないと分からない格別な思いが生まれる。
披露宴はこれからだけど、挙式だけでもそう思えた。

結婚式はするべきだとみんなにアドバイスしよう。

何といっても、愛する人の一番美しい姿が見られるんだから・・・
< 234 / 255 >

この作品をシェア

pagetop