転入生は超最強魔法使い⁉︎

手の届かない存在

尚side




うわあああああ!!!!





みんなの所に戻りたくねぇよーー!!!



俺は今、闘技場の観客席の1番上にある夕日の見えるベンチに座っていた




あんな負け方してさぁ、恥だよ恥!
あーぁ、ミユも見てたよな〜、、
ミユは俺が負けるの知ってる顔してたなぁ…


その前にあの男!
誰なんだ本当に!
ミユにベタベタくっつきやがって!!!

ちょ〜っと顔がいいからってさぁ…



でも強かったなぁ…
あれ?あいつ杖使ってたっけ⁇
まさかあいつも魔族!?
ミユも知ってる奴みたいだったしそうなのか???


全然太刀打ちできなかったし
すぐ終わってしまった…


まっ、まさか!ミユはあいつと!!
わーーー!!!ダメだダメだ!!
で、でも多分ミユと同じぐらいの強さだよな!??やっぱ…
って、違う違う!!!!
やめろーーーー!!!!



「あー!!もうなにがなんだかわかんねぇや!」


そう言葉を吐き出し、足をバタつかせた



「なにがわかんないの?」


気配を消したミユが俺の後ろの方で言った



「え?うわああー!!!」


驚いた俺は勢いよく立ち上がった


「な、何しに来たんだよ!」


するとミユはカナトとの関係(!?)についての話をした


「そ、そうか…小さい時からの…だからミユが次に出す魔法を予想出来てたんだ」


なるほどなるほど。



「げっ、カナトがそんなことを…」


ミユが呆れたように言った



「なぁ、ミユ。俺はまだまだ弱えのかなぁ…あんなに頑張ったのに…休みの間特訓したのに…」


「そうね、確かに尚はとても努力していたみたいね。でもそれは約3ヶ月だけでしょう??私達と比べてしまったら貴方達は全然ダメよ、
まず夜ぐっすり眠ろうなんて考えないくらいに毎日ハードに訓練をしなければいけないわ。分からないわよね…こんなに平和な所に住んでいたら…」





ミユの目は悲しそうだった


確かにそうかもしれない。
俺達は小さい頃は護身レベルのものしか習わなかった
それが最近ここへ新しくファンタジア魔法学園が出来、魔法の勉強をするようになった


「あ…別に怒りに来たとかそんなんじゃ無いんだけどね、カナトはどう敵を倒すかとかどのくらいの時間で敵を倒せるかとかって考えながら相手を倒してるんじゃないの。」


じゃあどうやって、、、


「…相手にどのくらいの屈辱を与えながら倒すか。っていうことばかり考えているのよ、強い相手なら別だけど。」
















は?








屈辱…だと???








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