引き立て役よさようなら(番外編追加)
「で・・・相談って何?」
近くのカフェでクラブサンドを注文すると美由紀に早速質問した。
「え~~まだ注文したばっかりだし、そう慌てなくても・・・」

はっきり言ってこんなおしゃれなカフェでクラブサンドなんか食べるより
二件隣のうどん屋の方がよっぽどおいしい。
だから早く、用件だけ聞いてさっさと帰りたいと優花は思ってたから
そう慌てなくてもなんて言われると余計ムカつく。
「ごめん、マジで相談って何?出来ることと、できない事があるからさ・・・」
なるべく平常心を心がけて言った。

「私、本気であのイケメンのお医者様の桜沢さんのこと好きになっちゃったの」

・・・げっ。
まだ諦めてなかったのか・・・

一番聞きたくない名前を関わりたくない子に言われ
顔が引きつりそうになる。
「あっ・・そう。だから?」
「あーっ!そんなそっけない言い方やめてよ。私、あれ以来合コン行ってないのよ。」
だからなんなんだ?
「そんなのはどうでもいいよ。好きだからって言うのはわかったけど
だったら何よ。自分からアプローチしたらいいじゃない。」
とにかく関わりたくなかった。
だが美由紀はしつこい。ここで引き下がるとは思えない。
「桜沢さんは優花の事を気に入ってるのは私もわかってる。
私が食事に誘ったってきっと断ると思うの。
でもね!優花も一緒ならきっと桜沢さん。食事に誘ってもOKしてくれると
思うのよ」

嫌な予感がする。
今美由紀が言おうとする事を当てる自信は十分ある。
だけどそれは一番聞きたくない言葉でもあった。
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