私がお嬢様をやめる時
恭平の一件でもやもやしてる間に
清美は幸せを手に入れていた事を知り
私はますますへそ曲がりになっていた。

さらに季節は
恋愛イベント盛りだくさんの
冬に突入した。

1年の中で
最も独り身が虚しくなる季節。
穏やかでなんていられるわけがない。


「私もパス。イルミネーションより
ダイヤモンドの輝きがいいわ。
寒いの嫌だし。」

あっさり断る玲奈。


「誰が3人で行くって言ったのよ。」

ノリの悪い私たちに
ふくれっ面になる清美。


「え?」

私と玲奈は目を丸くする。


「6人で行くの!」

ニコっと笑う清美。
一体なに考えてるの?
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