おにぎり屋本舗 うらら
うららはソファーに深く座り、目を閉じる。
隣には医師が立ち、うららに触れて話し掛け、
催眠状態に導いて行く。
医師に問われるままに、うららの口からこぼれる言葉は、
普段の彼女にとって、意味不明な言葉。
「お父様は…… 清浄の世を作るために……
破壊の光は……―――」
医師はうららの記憶の蓋をこじ開け、中身を確認し、
それから新しい蓋をし直す。
一カケラも漏れないようにと、固く蓋を閉め、何重にも鍵を掛けた。
―――――…