サヨナラアリガトウ。
急展開
ピピピピピ・・・・ピピピピピ・・・・

「ん・・・朝だ・・・早くしないと入学式遅れちゃう・・・」

ただいまの時刻AM6:30

今日からは私は南城秀帝高校に入学する。
私は小さいころから人見知りで友達ができたことがない。
もちろん彼氏もいない。彼氏友達いない歴16年。
高校デビュー・・・したいな・・・。
スカートはこのくらいかな・・・。
ってキモイキモイキモイ。
何このスカートの丈!!
私は前みたいに膝丈でいればいいんだ。
太ももぐらいなんて短すぎて似合わない!!


「ふぅ・・・。お母さんいってきまーす」
「いってらっしゃーい」


学校まで電車で20分徒歩15分という少し遠めだ。
なるべく同中のいないところに行きたかったのだ。


「クラス発表・・・ぁ・・・あった・・・」

1-C か。早くいこう。
  


ザワザワ・・・

『よろしくねーっどこ中?』
『あたしは百合岡中だよ~』
『おまえなにやってんの!?俺のとんなおい!』
『ぎゃはははは。ばーかばーか。帰りにラーメンおごってくれるなら返す!』



さっそく盛り上がってる・・・。
私の席は・・・あ、ちょうどいい。
私のクラスはさ行より前の名字が少ないらしくクラスの出席番号は4番だ。
つまり窓側の一番後ろ。
私はすぐに席に着いた。窓の外を見るとまだ校門前で先輩たちが部活の宣伝をしている。

もうすぐチャイムなる・・・。
あれ?隣の席の人まだ来てないのかな。
私の右側の席だけがまだ空席のままだった。
まぁどうせ話さないしいっか。

キーンコーンカーンコーン。
「ほらお前ら席につけー。
今日からこのクラスの担任になる西谷だ。
では出席確認を取る。全員いるなー?
あ。そこの窓側から後ろの二つ目の席休みか?
誰か聞いてないのか?」

『しりませーん』

「そうか。なら初めに入学式いくぞー。
身だしなみは整ってるな?
んじゃ体育館に行くぞー」



「これから入学式を開式します。




 これで入学式を閉式します。
生徒のみなさんは担任の先生に従って教室にもどりHRをはじめてください。」




ふぅ・・・途中半分寝てたよ・・・。
あの校長先生話長すぎ・・・。


「ではHRをはじめる。出席番号から順番に自己紹介だ」

うわ・・・でた・・・。人見知りだし最悪・・・。

「次出席番号3番!」
「えっと山口・・・・」
「次4番!」
「えっと・・・その・・・佐々木めいです。よろしくお願いします。」
「次~・・・・」
ふう・・・緊張した・・・。
「次8番!おい!8番まだきてないのか!」
あ・・・まだ来てないんだ・・・。


ガラガラガラー・・・

「みんなおっはよーん。先生寝坊した~。俺の席どこ~。」
「おまえなぁ!入学式早々遅刻なんてふざけてるのか!だいたい・・・」
「せんせーいうるさいー。俺の席どこー。あ、ここか!」
そう言って私の隣の席に座った。
茶髪で二重で・・・身長は高くて・・・
「はぁ・・・もういい。瀬戸自己紹介だ。」
「瀬戸春樹!得意なことは寝ることと早弁!よろしくー」
「きゃははは。瀬戸君おもしろぉい」
「瀬戸ってよんでいい!?」

いっきに場の空気が変わった・・・。
この人すごい・・・。私とは反対の世界だ・・・。

「ねぇねぇ」

今日は天気イイな・・・。

「ねぇってば!」
「え!?私!?」

急に呼ばれてびっくりした・・・。瀬戸くんだっけ・・・。

「さっきから呼んでたのにー。名前何!?」
「ご・・・ごめんなさい・・・。佐々木・・・佐々木めいです。」
「めい!おっけい!よろしくな!」
「は・・・はい・・・」
元気な人だな・・・。


この時私はこの人のきっかけで変わることを知らなかった・・・。


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