楽観的主義者な俺。
第一章
ー麻央sideー


「うめーっ!」

「本当美味しいですね。」

「...うめー。」

「本当??良かったあ。」


学校の屋上で姫が作ったクッキーを美味しい美味しいと食べる幹部達。


...単純だねー。予想内すぎる。



「あ、蒼(アオ)君。」


「ん?なんだ。」


「これ、はいっ!」


「...??」


「蒼君甘いの苦手って言ってたから甘くないようにしたよ。...食べて、くれる? 」


「...ああ。」



...総長様と姫も仲良しこよし、か。



見慣れた光景にため息が漏れる。


面白くねえの。

俺はおもしれねえんじゃねえかなって此処に入ったけどそれが間違いだったみたいだ。


「あの、麻央...君??」

「んー?」

「これ...食べて? 」

「あー、ありがと。」


姫...又は姫花が持ってきたクッキーを一枚もらって口に含む。


「どお?」

「ああ、うまいよ。」

「良かったあ。」


...まあ、まずいわけねえよな。


覚えのある味にピンと来る。


これ姫花の手作りじゃなくて有名なカフェのクッキーだもんな?


って猫かぶりのこいつに言ってやりてえけど我慢するしかねえじゃねえの。


確かにバラして大騒動...なんてのもかなり興味がそそるけど。


目の前の奴等が悲しむ姿は見たくねえ。


「流石に鬼にはなれねえよ。」


...本当。面白いこと降ってこねえかな。


俺がそう思いながら外を見ている時だった。
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