あなたがいたから、幸せでした。
その光に、その手に、
自分の右手をのばしていた。
そぉっと、慎重に。
ゆっくりと私の手もその光に照らされて見えてきた。
白い手と手が混ざり合い、
私の手と、その輝く手が重なった。
そう、思った時だった。
やっぱり、奇跡と同時に、
それは欠片となって私に降って来るんだよね。
その輝いた手は、
私の手が少し触れた瞬間に、
〝消えた〟––––––・・・
というよりも、私が触ったとたん、
その手が粉々になって、
ポッ
と輝きが消えた。