あなたがいたから、幸せでした。
沙奈恵も凛も、目をつむっていた。
恐怖にも似た表情をさせながら。
「次は~、ラナやってみてよ!」
「クスッ
いいよ~、あたしにできるかな~?」
そう言ったラナちゃんは、
私のお腹めがけて
蹴りを決め込んだ。
さすがの私にも、これじゃあ膝をつかずにいられない。
カクンッ
と膝が折れて、
私は座り込んだ。
ゲシッ ゲシッ
と、ラナちゃんはなおも蹴り続ける。
「はぁ、はぁ・・・」
息が乱れていき、
私は死ぬかもしれない、と思った。