アキと私〜茜色の約束〜
「頑張れ…!」
アキと秋人が交わした約束。
“茜に二人で金メダルを掛けてやろうって。茜はきっと応援席の一番前のど真中で、周りを気にせずに、誰よりも大きな声で応援してくれるはずだから。そんなお姫様に恩返しをしようって”
「頑張れ…‼︎」
そして、秋人と私の茜色の約束。
“俺、絶対に優勝するから。だから茜”
“決勝戦の日のこの時間、ここで待ってる”
「頑張れ!皆、頑張れ‼︎‼︎」
私は立ち上がると、手摺に手をついて声を張り上げた。
走馬灯のように蘇るアキと秋人の笑顔と優しさ。
私は二人にいつも守られてた。
二人が隣りにいてくれたから、
二人が笑っていてくれたから、
二人が見ていてくれたから、
私は凄く幸せだった。